ソーラーハウスは、直訳すれば太陽の家。ハイブリッドソーラーハウスは自然の恵み「太陽エネルギー」を最大限に利用できる住宅システムです。太陽熱を床に蓄熱して床暖房する結果、家中丸ごと24時間暖房になります。

24時間暖房なんて・・・と思う方もいるかもしれませんが、欧米では一般的ですし、いつでも家の中の温度と湿度が一定に保たれるので、とても快適!しかもその快適環境は、あのいやーな結露や、ダニ・カビの発生を大幅に抑制することができます。

快適24時間暖房を実現するハイブリッドソーラーハウスの主燃料は太陽熱。床暖房だけでなく、お湯づくりもします。
太陽熱を利用する地球に優しいエコ住宅は、人にも優しい健康住宅と言えます。

太陽熱で24時間全館暖房と給湯
ハイブリットソーラーハウスの仕組み

3つの運転モード

1.ソーラー蓄熱暖房

暖房期に陽射しがあるとき、屋根の太陽熱コレクターで温まった不凍液が床下のパイプを循環します。
こうして、昼間の太陽を夜から明朝までの床暖房のために蓄熱しておきます。
昼間の太陽で明日の朝を暖房するには蓄積が大切! 真冬、快晴であれば翌日分にまでおよぶ熱を蓄えられます。

2.補助暖房

蓄熱するとはいえ、天気の悪い日が続くと蓄えがなくなり冷えてしまいます。
こんな時には補助ボイラーの助けを借りて、蓄熱温度を確保します。
自動運転なので操作はいりません。

3.ソーラー給湯

暖房がいらない季節は、太陽熱でたっぷり370リットルのお湯をつくります。
春から秋までは、お天気さえよければそのままお風呂に入れます。
冬でも、天気のいい日は暖房運転しながら同時にお湯も沸かします。

1+3 暖房・給湯並行運転

屋根で温められた不凍液は、床を循環したあとも残り熱を持っています。この熱を持った不凍液は再び循環し、給湯にも利用されます。
こうしてほとんどの時期は、暖房をしながらお湯をつくる運転が行われます。

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